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就業規則を自動作成するクラウドサービス登場 「他社動向」も参照

「有給休暇の申請は、取得日の何日前までにするか」。専用サイトに表示されたこんな質問に答えていくと、1日で社会保険労務士が監修した就業規則ができる──。フラクル(大阪市)が昨年7月にスタートさせたクラウドサービス「HRbase就業規則」は現在、約150社が利用している。

 フラクルは社労士の三田弘道社長(33)が2015年に起業。質問は、休職期間や副業・兼業など、就業規則の中で会社ごとに設定する部分をピックアップした。

 特徴は、回答に迷ったら、法律のほか、これまでの回答データから「他社はどうしているか」を参照できること。例えば、冒頭の有給休暇の申請期限を問う質問には「1週間前まで」と答えたのが59%で最も多いことが円グラフで分かる。こうした情報を基に、勤務シフトに余裕がない会社なら長めに設定するなど、自社で判断しやすくなる。

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