インド 縫製業エチオピア進出 無関税で欧米へ=天野友紀子
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インドの縫製企業の間で、エチオピアに生産拠点を設ける動きが加速している。主要な仕向け先である欧米市場に対して無関税で輸出できることや、人件費の安さが魅力だ。
インドの衣料品大手アービンドは、首都アディスアベバなどで6工場を運営し、スウェーデンの「H&M」など欧米ブランドの衣料品を生産。同じインド衣料品大手のレイモンドは2017年にエチオピア工場を稼働し、米国向けにスーツを出荷中だ。
欧州連合(EU)は、武器以外の全品目を数量制限なしに無関税でEUに輸出できる「EBA協定」で、また米国は「アフリカ成長機会法」で、エチオピアからの輸入に対していずれも関税を免除する。
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週刊エコノミスト
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