レオパレス 641棟の施工不良 下請けは4173社=帝国データバンク情報部
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レオパレス21の株価がさえない。昨年4月18日に989円をつけた株価は、3月11日には終値で241円まで下落。この11カ月で4分の1以下の水準にまで急落している。
理由は明確だ。昨年5月29日に続き、今年2月7日、同社施工のアパート物件で大規模な施工不良が判明したからだ。これに伴い、補修工事関連損失引当金として約360億円の特別損失を追加計上し、今期業績予想を大幅に下方修正した。
なかでも天井部に耐火上の施工不備が見つかった641棟、約7700人の入居者への影響は大きい。同社は施工不良公表後、担当者レベルで3月末を目安とする速やかな住み替えを一部で案内したものの、折しも年度末の「引っ越し難民問題」がピークを迎える時期だ。突然の要請に、入居者の間で困惑が広がった。
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週刊エコノミスト
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