アジア「最後の楽園」ミャンマー ソフト産業で日本企業が存在感=志村一隆
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近年、ミャンマーの国内総生産(GDP)成長率は、ここ数年7%前後と高水準で推移している。主要輸出品は天然ガス。次いで大きいのがアパレル関連で、日本が輸出先の第2位である。原材料を海外から調達、安い人件費で製品に仕上げ、海外などに輸出するモデルである。第1次・2次産業が急成長するミャンマーに、ソフト産業など第3次産業の種を植え付けようとしているのが日本だ。
日本は2012年以降、ミャンマーに円借款による経済援助を続けており、その規模はドイツに次いで第2位である。ミャンマーで16年に成立したアウンサンスーチー氏が率いる民主政権を全面的に支援する方針で、民主化、経済発展への取り組みについて、インフラ建設やメディア設立などの援助を行っている。
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