教養・歴史書評

『ウェルビーイング経営の考え方と進め方 健康経営の新展開』 評者・加護野忠男

著者 森永雄太(武蔵大学教授) 労働新聞社 2300円

健康+モチベーション 二つを両立させる経営術

 健康経営に取り組む企業が増えている。経済産業省と東京証券取引所は、健康経営に熱心に取り組む企業を健康経営銘柄として選定し、公表している。この選定は2015年から始まり、18年には26社が選定されている。

 本書は、健康経営をさらに進めてウェルビーイング経営を推進することを提唱している。ウェルビーイング経営とはどのような経営なのだろうか。著者は、アメリカの心理学事典に依拠して、ウェルビーイングを「幸福感や満足感があり、それほど大きな悩みもなく、身体的、精神的に健康で生活の質も高い状態」であると定義している。ウェルビーイング経営は、健康経営を土台とするもの、健康経営の発展形とみなすことができる。

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