教養・歴史書評

『アメリカに日本のマンガを輸出する』『値段と価値』『シンクタンクとは何か』『手で見るいのち』

『アメリカに日本のマンガを輸出する』 松井剛著 有斐閣 2600円

 日本が誇るポップカルチャーとして、強力な輸出品になっているマンガ。マンガをマーケティングする際の鍵になる概念として、著者は「異文化ゲートキーパー」を挙げる。膨大なマンガの中からどの作品がその国に受容されるかを選び、いかに流通させるかを担うフィルターのような存在がそれだ。日本と輸出先と双方の文化の深い理解が問われるゲートキーパーの存在を中心に、マンガという文化製品の海外進出の実際について分析する。(K)

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