【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

経済・企業同族経営の底力

非上場ゆえの長期戦略 赤字の「無添加石けん」「ビール」=編集部/相山豊/2

 同族経営の強みは何か。その一つは、サラリーマン社長と異なり、経営トップが長年にわたって会社のかじ取りをするため、長期的な経営方針で運営でき、ブランド力を高められる点だ。

 無添加石けんのトップメーカー「シャボン玉石けん」(北九州市)は2代目社長の森田光徳氏(故人)が17年間赤字が続いても、化学物質や合成添加物を使わない「無添加」にこだわり続けた。「環境にやさしい」というイメージを浸透させて黒字に転換し、現在は年商67億円に上る。

 当初から無添加石けんを扱っていたわけではなかった。光徳氏は洗濯機の普及が進んだ高度成長期、他社に先駆けて合成洗剤を販売し、会社を急成長させていた。しかし1974年、そんな「ドル箱」の合成洗剤の販売を一切やめる。きっかけとなったのは、大口取引先の国鉄(現JR九州)から「合成洗剤で車両を洗っているがさびやすい。天然油脂で作った高純度の粉せっけんを作ってほしい」という依頼だった。

残り1946文字(全文2351文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月6日号

狭まる包囲網 税務調査 富裕層、暗号資産、リベート……14 国税が示す相続財産評価 “伝家の宝刀”の3基準 ■加藤 結花17 狙われる富裕層 海外口座情報は190万件超 円安で多額の為替差益に注意 ■高鳥 拓也20 海外財産 「3調書」が国税の捕捉の武器 富裕層を狙い提出義務者拡大 ■多田 恭章23 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事