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国際・政治 東奔政走

「令和」効果に水差した塚田辞任 解散は年末年始まで警戒モード=佐藤千矢子

辞表を提出後、頭を下げる塚田一郎副国交相(国土交通省で4月5日)
辞表を提出後、頭を下げる塚田一郎副国交相(国土交通省で4月5日)

 4月1日に菅義偉官房長官が発表した新元号「令和」の政権浮揚効果は、安倍政権が予想していた以上のものがあったようだ。

 直後の1、2両日に行われた共同通信の世論調査によると、新元号「令和」に「好感が持てる」と回答した人は73.7%。内閣支持率は52.8%で前月に比べて9.5ポイントも上がった。「令和」効果だろう。

 しかし、そんな「令和」歓迎ムードを吹き飛ばすような出来事が起きた。自民党麻生派の塚田一郎副国土交通相(参院新潟選挙区)が1日、福岡県知事選の新人候補の集会で、安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元を結ぶ下関北九州道路(下北道路)の建設計画について、両氏の意向を「忖度(そんたく)した」と、利益誘導とも受け取れる発言をし、副国交相を引責辞任した。

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