安倍首相の自民総裁4選論は「令和」時代の世論に堪え得るか=人羅格
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天皇陛下の代替わりに伴う新元号が「令和」に決まった。
菅義偉官房長官が「平成」の際の小渕恵三官房長官(当時)と同様、記者会見で発表した。ただし、安倍晋三首相自ら談話を語り、和書の「万葉集」を典拠としたことを強調するなど、かなり前面に出た印象だった。
新元号は国民の極めて強い関心を呼んだ。政治的にみれば、発表を通じて脚光を浴びた政権にプラスに作用したようだ。
年号が変わるからといって、現状や未来に向けた課題が変わるわけではない。それでも代替わりは新たな時代を人々に意識させることになるだろう。
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週刊エコノミスト
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