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英国のEU離脱 条件付きで10月末に延期 「平穏」な北アイルランド=酒井元実

    厳格な国境管理に反対する看板。北アイルランドの国境付近(筆者撮影)
    厳格な国境管理に反対する看板。北アイルランドの国境付近(筆者撮影)

     欧州連合(EU)は4月10日、首脳会議で英国のEU離脱(ブレグジット)期限を10月末まで延長することに合意した。ただ、EU側は、英国が5月23~26日に実施される欧州議会選挙に参加しない場合は、離脱期限を6月1日とした。4月16日時点では英国が欧州議会選挙を実施するかどうかは確定しておらず、EU離脱の行方は依然として不透明だ。英国内が離脱協定案を巡ってまとまらない根源には、北アイルランド国境の扱いで解決策を見いだせないことがある。

     筆者は4月上旬、北アイルランドとアイルランドの国境地域を訪れた。英国は日本と同じ島国だが、アイルランド島で英領の北アイルランドがアイルランドと500キロほどに及ぶ陸路の国境で接している。もし、英国がEUから離脱すれば、EUに加盟するアイルランドと北アイルランドの間で国境を管理しなければならなくなり、人の往来や物流、市民生活などに大きな影響が出てしまうのだ。

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