週刊エコノミスト Online話題の記事

英国のEU離脱 条件付きで10月末に延期 「平穏」な北アイルランド=酒井元実

    厳格な国境管理に反対する看板。北アイルランドの国境付近(筆者撮影)
    厳格な国境管理に反対する看板。北アイルランドの国境付近(筆者撮影)

     欧州連合(EU)は4月10日、首脳会議で英国のEU離脱(ブレグジット)期限を10月末まで延長することに合意した。ただ、EU側は、英国が5月23~26日に実施される欧州議会選挙に参加しない場合は、離脱期限を6月1日とした。4月16日時点では英国が欧州議会選挙を実施するかどうかは確定しておらず、EU離脱の行方は依然として不透明だ。英国内が離脱協定案を巡ってまとまらない根源には、北アイルランド国境の扱いで解決策を見いだせないことがある。

     筆者は4月上旬、北アイルランドとアイルランドの国境地域を訪れた。英国は日本と同じ島国だが、アイルランド島で英領の北アイルランドがアイルランドと500キロほどに及ぶ陸路の国境で接している。もし、英国がEUから離脱すれば、EUに加盟するアイルランドと北アイルランドの間で国境を管理しなければならなくなり、人の往来や物流、市民生活などに大きな影響が出てしまうのだ。

    残り686文字(全文1084文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    8月11・18日合併号

    2020年後半 日本・世界経済大展望第1部16 「沈没」する自動車大国 苦境・群馬が暗示する近未来 ■神崎 修一/柳沢 亮/加藤 結花19 「トヨタ超え」テスラ、三つの理由 ■中西 孝樹20 コロナワクチン開発 「実用化まで1年半」でも野心的 ■近内 健22 米大統領選 3項目でバイデン氏が優勢 ■ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット