政権むしばむ“ソンタクロース” 改憲へ「同日選」唱える浅薄さ=平田崇浩
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「ソンタクロース」という言葉をネット上で見かけたのは2017年から18年にかけて、野党が国会で森友・加計問題を激しく追及していたころだ。政権の意向を忖度(そんたく)することに長(た)け、時には公文書の改ざんなど政権を揺るがす爆弾まで“プレゼント”してしまう官僚組織を、「サンタクロース」をもじって揶揄(やゆ)した言葉だ。
それが再び永田町でささやかれるようになった。安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度した」と公言した塚田一郎元副国土交通相が火付け役だ。
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