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トランプ氏への異様な「気配り」 安倍政権との「親密さ」は本物か=及川正也

トランプ氏(左)への配慮の「費用対効果は?」(Bloomberg)
トランプ氏(左)への配慮の「費用対効果は?」(Bloomberg)

 6月に大阪市で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議に向けて協力を要請するため、安倍晋三首相が訪米し、トランプ米大統領と会談した。両首脳は5月下旬に東京で、6月下旬に大阪で会う予定で、異例の3カ月連続会談となる。緊密な日米関係はもちろん結構だが、果たしてその「費用対効果は?」となると、心もとない。

「3カ月連続会談というが、実際にそうなるかどうかは直前までわからない。トランプさんは予測不能なところがある。そのリスクをどう減らすか」。外務省関係者はこうつぶやく。そのリスク管理の結果が今回の3カ月連続会談という。どういうわけか。浮かび上がってくるのは、トランプ氏へのこれでもかという気配りだ。

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