ニューヨーク 2020年からレジ袋を禁止=津山恵子
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ニューヨーク州は4月に承認された2020年度予算に、プラスチックバッグ(スーパーのレジ袋)を20年から禁止する条項を盛り込んだ。一方、紙の袋には1枚につき5セントを課金し、これは州の環境保全基金の歳入とする。ニューヨーク市のデブラシオ市長は、年初に「発泡スチロールの入れ物の使用を禁止する」と発表し、海洋汚染などで問題になっているプラスチックの使用も今後大幅に制限していくことを示唆していた。
ニューヨーク州は、レストランのテークアウト用のプラスチックバッグも禁止する。一連の禁止策は、路上や公園、河川のゴミによる汚染を防ぐほか、プラスチックバッグを生産する過程で生じる地球温暖化ガスを削減する狙いがある。レジ袋などの禁止は、カリフォルニア州に続いて、全米で2番目。ただし、ハワイ州では全郡がそれぞれ禁止している。
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週刊エコノミスト
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