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2度目の下方修正 千代建、2150億円の赤字 三菱商など財務支援へ=宗敦司

海外LNGプロジェクトのコストがかさむ結果に(写真はイメージ)(Bloomberg)
海外LNGプロジェクトのコストがかさむ結果に(写真はイメージ)(Bloomberg)

 プラント大手の千代田化工建設は5月7日、2018年度の業績見通しを修正し、連結最終損益が2150億の赤字になると発表した。昨年11月に通期予想を65億円の黒字から1050億円の赤字へ修正しており、2度目の大幅な下方修正となった。

 業績の急激な悪化は、2件の海外の大型LNG(液化天然ガス)プロジェクトが主な要因となっている。一つは米国のキャメロンLNGプロジェクトだ。昨年7月にジョイントベンチャー(合弁企業)先で現地工事を主に担当している米マクダーモットが、同プロジェクトのコストが当初予算から大幅に膨れ上がっている可能性を認識し、千代建とともに見直しを行った。その結果、現場作業員の不足が長期化することや、建設地が市街地から離れた場所にあるために利便性が悪く、作業員が定着しないことも加わり、工事の生産性が低くコストも大幅に上昇すると判断、赤字決算予想としていた。

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