新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 注目の特集

韓国造船2社の統合 労組の反発などで暗雲

 造船世界最大手の韓国・現代重工業と同大手の大宇造船海洋の経営統合を巡り、雲行きが怪しくなってきた。大宇造船の筆頭株主である政府系金融機関、韓国産業銀行と現代重工が今年3月、経営統合に合意したが、雇用維持に懸念を抱く労組や地元自治体が強く反発。経営統合すれば世界シェア約2割となるため、各国での競争法に基づく企業結合審査にも時間がかかる見通しだ。

 大宇造船は過去、経営危機を繰り返し、韓国産業銀行が支援してきた。今回の統合では、現代重工グループの持ち株会社傘下に中間持ち株会社「韓国造船海洋」を作り、大宇造船など造船子会社が入る計画とする。これに対し、大宇造船の労組や造船所がある南部・巨済(コジェ)市の市民らが5月上旬、政府の監査院に対して一連の手続きの適正性を問う監査を請求した。

残り178文字(全文520文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事