新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 デジタル化時代になくなる銀行、残る銀行

「LINEバンク」の衝撃 圧倒的な個人の顧客基盤=高橋克英 /9

詳しくはこちら

 無料通信アプリのLINE(ライン)が、みずほフィナンシャルグループ(FG)と2020年に開業を予定する新銀行「LINEバンク」(仮)は、既存の銀行にとって大きな脅威になるだろう。LINEは銀行設立によって、銀行、証券、保険、決済、スコアリング(点数化による信用力の評価)なども可能な総合的なリテール(個人向け)金融サービスをスマホ上で構築することになる(図)。

 異業種による銀行はすでに多くの先例があるが、アプリで個人と直接つながっているLINEの場合は、顧客基盤の規模が異なる。LINEの国内ユーザー数は月間約8000万人、キャッシュレス決済サービス「LINEペイ」の登録者は3200万人(19年4月時点)にのぼる。LINEバンクが具体的にどんな事業を手がけるのか、現時点では詳細は明らかでないが、こうした顧客基盤を生かした個人向けの幅広い金融サービスに取り…

残り843文字(全文1231文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事