週刊エコノミスト Online学者が斬る・視点争点

創造性高めるオフィスの新形態=稲水伸行

    フィンランドで浸透しつつある新しいオフィス(筆者提供)
    フィンランドで浸透しつつある新しいオフィス(筆者提供)

     働き方改革が叫ばれる中、働く場所であるオフィスも様変わりしつつある。

     近年、オフィスの新たな概念として注目されているのが「アクティビティー・ベースド・ワーキング(ABW)」である。ABWとは、「活動内容に合わせて最適な環境を自由に選択できるオフィス形態」を意味する。集中したい時は一人で集中できるブースに、少人数のチームで気軽に話をしたい時はカフェスペースに、大人数を相手にプレゼンをする際は大会議室に、というようにオフィス内に多様な空間を用意し、多様な働き方を可能にする仕組みである。

    “働き方先進国”と言われる北欧のフィンランドが国を挙げてABWを推進する方針を打ち出すなど、海外では急速な広がりを見せている(写真)。

     働き方改革が「イノベーション(技術革新)」を通じた生産性向上を目指すとしたら、イノベーションの源とも言えるクリエイティビティー(創造性)を、その効果として見ることは重要だろう。

    残り2033文字(全文2433文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    7月21日号

    もう働かなくても大丈夫? ベーシックインカム入門18 Q1 なぜ今、BIの議論が? コロナ禍で覆った「常識」 誰もが困窮する時代に転換 ■市川 明代21 政党に聞く 定額給付金とBI 斉藤鉄夫 公明党幹事長 「国民の理解が『一変』 BI検討が必要な時代」 玉木雄一郎 国民民主党代表 「所得制限は社会 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット