週刊エコノミスト Online挑戦者2019

川越一磨 コークッキングCEO 余った食事をみんなでTABETE

    川越一磨コークッキングCEO 撮影:武市公孝
    川越一磨コークッキングCEO 撮影:武市公孝

     飲食店で余ってしまった食事や総菜、パンなどを、消費者が購入して「レスキュー」しようというビジネスが広まりつつある。

    (聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=下桐実雅子・編集部)

     食べ物の廃棄(ロス)を減らそうと、「TABETE(タベテ)」というサイトを運営しています。急な予約のキャンセルが出たり、商品が売れ残りそうな飲食店が、食事や商品を出品します。ユーザー会員はアプリなどで1品から購入できます。クレジットカードで決済し、会社帰りなど希望の時間に取りに行きます。通常の値段より2~3割安いので、働く人らの夕食の選択肢になっています。

     東京を中心に約300店が登録し、閉店の2時間前ぐらいから出品が増えます。サイトには商品の写真や説明のほか、余ってしまった理由も掲載されます。多く作りすぎたとか、雨で客足が少ないという理由が多いですが、誕生日ケーキの予約がドタキャンされたといった切実な内容もあります。ユーザー会員は約11万人で、30~40代の働く女性が7割を占めます。お得感があるのと、コンビニやスーパー以外の選択肢として、ちょっと良いものをという「デパ地下感覚」で使われているようです。

     出品できる価格帯は250~680円。商品が購入されると、売り上げは店と当社で分けます。いくらで売れても当社に入るのは1品150円。680円で売れれば22%です。当初は35%の手数料でしたが、登録店舗を広げるために手数料を減らしました。

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