【週刊エコノミスト創刊100年キャンペーン実施中】いまなら週刊エコノミストオンラインをお申し込みから3カ月間無料でお読みいただけます!

教養・歴史書評

『戦前・戦時期の金融市場 1940年代化する国債・株式マーケット』 評者・板谷敏彦

著者 平山賢一(東京海上アセットマネジメント執行役員運用本部長) 日本経済新聞出版社 3800円

遅れた歴史データを整備 金融史研究に一石投じる

 本書は金融史研究において米国に比べて取り残された感があった本邦の戦前・戦時期の金融資産価格データを整備し、債券・株式各アセット(資産)のトータルリターン(総合収益)を計測したものである。

 日米欧を問わず、長らく株式の配当利回りは一般に国債利回りよりも高かった。従って歴史上、株価上昇に伴うキャピタルゲイン(資産価値上昇に連動した収益)に配当を加えた株式のトータルリターンは、債券はもちろん、見かけの株価や株価指数の変動よりもかなり大きかったと推定される。しかし、こうした分析には過去の正確なヒストリカル・データが欠かせないのである。

残り839文字(全文1177文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら3ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月13日号

論争で学ぶ 景気・物価・ドル円14 バブルは別の顔でやって来る ■熊野 英生17 鳴らないアラート 「経済の体温計」を壊した罪と罰 ■中空 麻奈18 対論1 米国経済 景気後退入りの可能性高い ■宮嶋 貴之19  景気後退入りの可能性は低い ■高橋 尚太郎20 対論2 日銀 23年後半から24年前半 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事