週刊エコノミスト Online東奔政走

「解散の大義」探しも最終幕 ヤマ場は「6・19」党首討論=平田崇浩

経団連総会のあいさつで他人事のように「解散風」に触れた=5月30日
経団連総会のあいさつで他人事のように「解散風」に触れた=5月30日

「解散の大義」を探す安倍晋三首相の迷走劇に幕が下りようとしている。通常国会の会期末は6月26日。それまでに衆院を解散すれば、7月の参院選との同日選になる。解散できなければ、参院選単独での実施となる。

 2017年秋の衆院選で当選した議員のクビを任期4年の半分以上を残して切ろうというのだから、それなりの大義が必要だ。

 日露北方領土交渉は2島返還合意を狙ったものの進展せず。電撃的な日朝首脳会談で国民の信を問うシナリオも模索したが、それも時間切れが近づいている。

残り1828文字(全文2057文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月2日号

バブル超え 日本の実力24 実体経済と乖離する株高にたまるマグマ■編集部26 株価4万円 私はこう見る マネー資本主義が作った壮大なバブル■澤上篤人27 株価4万円 私はこう見る 割高感なく急速な調整はない■新原謙介28 株価4万円を考える 日本“企業”と日本“経済”は違う■山口範大30 日独逆転  [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事