教養・歴史書評

『日本の水産資源管理』『はじめまして、法学』『バブル経済事件の深層』『牙 アフリカゾウの「密猟組織」を追って』

    『日本の水産資源管理』 片野歩、阪口功著 慶応義塾大学出版会 2500円

     かつて御殿が建つほど豊富に捕れたニシンだが、今、国内漁獲量はじり貧だ。漁獲枠が未設定だったのだ。水産資源管理が不十分だと、乱獲で魚が減る。すると、漁業者は未成魚でも捕獲する。未成魚は市場価値が低い。かくして漁業者は「捕れない、安い、売れない」悪循環に陥る。本書は、水産会社に勤務する著者らが、日本の水産業衰退の要因と対策を分析する。業者の自主管理に任せて有効手段を講じなかった水産庁の罪深さがうかがえる。(F)

    残り741文字(全文983文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月24日号

    日本経済総予測第1部14 富裕層にアベノミクスの恩恵 「消費の二極化」鮮明に ■浜田 健太郎/岡田 英17 2020年の主な国内イベント18 インタビュー リチャード・クー 野村総合研究所主席研究員、チーフエコノミスト 「中立な『財政委員会』設置し今こそ財政出動と構造改革を」20 外需 米予防緩和で [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット