レオパレス遠い幕引き 改修進まず入居率80%割れ目前 低迷続けば下請け企業へ波及=丸山昌吾
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賃貸アパート大手のレオパレス21が、自社の手掛けた施工物件に不備があったと発表してから1年以上が過ぎた。この間、屋根裏の界壁(延焼防止用の仕切り壁)の未設置に加え、外壁構成(部材)での大臣認定との不適合、天井部の施工不備など、次々に問題が発覚した。該当する物件数も広がりを見せ、収束の見通しが立たない状況が続く。
現在、施工不備問題で調査が進められている物件は約4万棟に及ぶ。そのうち、5月31日時点で施工不備の有無について判定が済んでいるのは半数強だ。施工の不備は、軽微なものを含めると1万6766棟と、会社側は発表している。これは判定済み棟数の4分の3に相当する。
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週刊エコノミスト
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