明るく楽しい選挙を=三浦博史・選挙プランナー 問答有用/752
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今年は春の統一地方選と参院選(7月21日投開票)が12年に1度重なる選挙イヤー。かつての「選挙プロ」に代わって、日本の選挙を取り仕切りつつある「選挙プランナー」について、第一人者に聞く。
(聞き手=山崎博史・ジャーナリスト)
── 選挙プランナーとは。
三浦 世論の動向や政策テーマなどを踏まえた上で、総合的に情勢分析をし、候補者を当選させるための戦略・戦術を立案し、アドバイスする仕事です。戦術は、政見放送、選挙公報、街頭演説やSNS(交流サイト)対策などのアドバイスからポスター、ビラなどの作成まで、多岐にわたります。数万票以上の得票を争うため、そうした「空中戦」が中心となる国政選挙や首長選挙などを、私の場合は対象にしています。隣近所の1票1票を固めることで当落が決する市議選や町村議選などには、まずタッチしません。
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週刊エコノミスト
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