週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

米国の債務比率と所得格差は表裏一体=市岡繁男

     米国の債務比率(債務総額÷名目国内総生産〈GDP〉)はいま1933年のピークを上回る(図1)。債務比率とは実体経済に対する金融経済の規模を示すもので、大恐慌と世界大戦を経てその比率が正常化した後は、戦後しばらく安定的に推移していた。これは過度な金融緩和は経済の安定を損なうとして規制されていたからだ。

     それが80年代前半、当時のレーガン米大統領が行った一連の金融改革で状況が一変する。各種規制の撤廃で…

    残り365文字(全文566文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    2月25日号

    契約のルールが変わる 民法改正16 経済活動の規律が一変 4月施行のインパクト ■市川 明代19 インタビュー 潮見佳男 京都大学大学院法学研究科教授 120年ぶり改正の意義 「市民に分かりやすく社会に生きた民法に」第1部 債権法編21 ココが大事1 「契約」が変わる ケース別で解説 改正の重要ポイ [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット