働き手の減少がもたらす世界経済の鈍化=市岡繁男
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日米欧中の経済規模は世界の7割を占める。この4カ国・地域合計の生産年齢人口(15~64歳)は2014年にピークを迎え、その後は毎年減少している(図1)。国別では日本が1996年、欧州は11年、中国は16年からマイナスになった。米国はまだプラスだが昨年の増加数は67年ぶりの低水準だった。
注目点は二つある。1点目は、生産年齢人口と長期金利には相関があることだ。働き手が増えれば景気が上向き、減れば景気が低迷する。長期金利はそんな人口動態の変化を反…
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週刊エコノミスト
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