新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online アートな時間

映画 世界の涯ての鼓動 命がけの任務を前に燃える恋 巨匠ヴェンダース監督の新展開=野島孝一

 

ヴィム・ヴェンダースぐらい予測不能の監督はいないのではないか。「ベルリン・天使の詩」のような詩的でファンタジー色の強い作品を作るかと思えば、ドキュメンタリー映画の「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」も撮る。「さすらい」「パリ、テキサス」などロード・ムービーは得意。小津安二郎を尊敬し、「東京画」を撮った。

 今回取り組んだのは、J・M・レッドガードの小説『Sub-mergence』(潜水の意)。舞台が世界各地に及ぶため映画化は難しいと考えられたが、実現した。世界を股にかけて活躍してきたヴェンダース監督でなければ、映画化は難しかったかもしれない。

残り876文字(全文1150文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事