新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 注目の特集

迫る次回FOMC 7月、9月に0・25%利下げ濃厚 米中貿易と世界経済に不確実性=市川雅浩

ハト派的なスタンスを示したFRBのパウエル議長(Bloomberg)
ハト派的なスタンスを示したFRBのパウエル議長(Bloomberg)

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7月10日、米下院金融サービス委員会で議会証言に臨んだ。6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利下げに向けた地ならしが行われたが、その後、米中貿易協議が再開し、また、6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が大幅に増加したことから、市場の利下げ期待は後退しつつあった。そのため、今回、改めてパウエル議長の政策スタンスに注目が集まっていた。

 事前に書面で公表された証言内容では、「6月FOMC以降のデータや事象に基づけば貿易の緊張を巡る不確実性と、世界経済の強さに関する懸念が、引き続き米国経済の見通しに重しとなっている」という内容の指摘があった。また、インフレについては、「依然として抑制されている」「弱いインフレが、現在予想しているよりも、さらに持続的になるリスクがある」と明記され、ハト派的な政策スタンスが確認された。

残り832文字(全文1218文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

11月26日号

データセンター、半導体、脱炭素 電力インフラ大投資18 ルポ “データセンター銀座”千葉・印西 「発熱し続ける巨大な箱」林立■中西拓司21 インタビュー 江崎浩 東京大学大学院情報理工学系研究科教授、日本データセンター協会副理事長 データセンターの電源確保「北海道、九州への分散のため地産地消の再エネ [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事