新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 商社の稼ぎ方

丸紅 電力事業 分散電源・小口向けを強化=横田善明

未電化地域にも光(アズーリ事業)(丸紅提供)
未電化地域にも光(アズーリ事業)(丸紅提供)

 丸紅の電力事業のビジネスモデルは現在、世界各国で大型発電所を建設し、長期契約に基づき地元電力公社などに売電するIPP(独立系発電事業)が中心だ。今は事業領域をこの「大型発電所・大口需要家向け」だけではなく「分散電源・小口需要家向け」へ拡大している。

 新たな取り組みとして、5月に英国のスタートアップ「アズーリ・テクノロジーズ」への出資を決め、筆頭株主になる予定だ。同社はケニアやタンザニアなどアフリカの未電化地域で、太陽光パネル・蓄電池の自家発電キットを販売する。モバイル端末で1日50セント~1ドル(約55~110円)を前払い決済する仕組みだ。

 日払いで、支払いが滞れば発電が止まる仕組みになっている。自家発電した電気を生かせるよう、LEDライト、ラジオやテレビもセットで販売する。アズーリ社のシステムは、各戸の電力使用パターンを機械学習して、天候や蓄電残量に応じて、自動的に照明やテレビの輝度を調節する。

残り828文字(全文1233文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事