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国際・政治 チャイナウオッチ 中国視窓

「習1強」の“参謀”王滬寧氏 内憂外患で強める対外強硬政策=金子秀敏

習近平政権の「新権威主義」を支えるブレーン、王滬寧氏(左から2人目)
習近平政権の「新権威主義」を支えるブレーン、王滬寧氏(左から2人目)

 中国の習近平国家主席は内憂外患の中で「北戴河(ほくたいが)会議」を迎えた。毎年8月前半、共産党指導部とOBが河北省の保養地、北戴河で開く非公開会合で、OBから批判が出ることもある。

 とくに今年は、10月の建国70周年をひかえている。習主席は内政外交で華々しい実績が欲しいが、米国との関税戦争は長期化し、経済成長率は28年ぶりの低さになった。習主席の腹心、劉鶴副首相らが早期妥結を急ぐと強硬派の「媚米」批判で振り出しにもどった。

 香港では6月、「逃亡犯条例」改正案が「香港の自治」を損なうとして大規模な抗議デモが起き、香港警察が弾圧に出たが、デモは長期化した。

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