週刊エコノミスト Online世界景気の終わり

ルポ 中国の新農村で見た! 国家的経済統制のハードル=高口康太

    歴史ある長屋の近くに建てられた農民用の高層マンション(山東省威海市栄成市)(筆者撮影)
    歴史ある長屋の近くに建てられた農民用の高層マンション(山東省威海市栄成市)(筆者撮影)

     中国経済の成長率鈍化が注目を集めている。第2四半期の成長率は6・2%と1992年以来の低水準となった。果たして中国の景気は落ち込んでいるのか? 日本では成長率ばかりが取り沙汰されるが、問題はそこにはない。中国政府が苦悩するのは成長率の維持と健全な成長のバランスだ。地方都市からその最前線を追った。

     山東省威海市栄成市。山東半島の東端に位置する県級市だ。北京市から高速鉄道で7時間以上かかる田舎町だが、海一つ隔てた隣は韓国という立地もあり、サムスンなど韓国企業が工場を構えるなど、外国企業の投資で潤う。

     美しいビーチなど観光資源にも恵まれ、「2018年全国総合実力百強県」で17位にランクインするなど豊…

    残り2320文字(全文2621文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月24日号

    日本経済総予測第1部14 富裕層にアベノミクスの恩恵 「消費の二極化」鮮明に ■浜田 健太郎/岡田 英17 2020年の主な国内イベント18 インタビュー リチャード・クー 野村総合研究所主席研究員、チーフエコノミスト 「中立な『財政委員会』設置し今こそ財政出動と構造改革を」20 外需 米予防緩和で [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット