経済・企業エコノミストリポート

ムーディーズ トップ企業で続く異例の格下げ 政府格付けを超えた会社に集中=廣瀬和貞

「Aa3」から「A1」への格下げが相次いだムーディーズ(Bloomberg)
「Aa3」から「A1」への格下げが相次いだムーディーズ(Bloomberg)

 2019年に入り、日本のトップ企業の「格下げ」が相次いでいる(表1)。といっても、日本で活動する複数の格付け会社のうち、下げたのは米国系のムーディーズだけである。一連の格下げはいくつかの意味で異例だ。

 一つ目は、下げたのがJR東海、キヤノン、JT、NTTといった極めて高い格付けの企業ばかりであることだ。

 格付けとは、企業が社債や借入金を返済する能力(信用力)を格付け会社が評価したものだ。具体的にはその企業が事業によって生み出すキャッシュフローの安定性と財務構成の強さが評価される。「Aa3」は、21段階ある格付けのうち最上位から4番目という極めて高い水準だ(表2)。

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週刊エコノミスト

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