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映画 ブラインドスポッティング=芝山幹郎

    「ブラインドスポッティング」
    「ブラインドスポッティング」

     快調なペースで話が進む。きびきびしていて、音感のよさが端々から感じられる。厄介な問題を扱いながら、重苦しくもたれたりしない。

    「ブラインドスポッティング」(2018)の魅力は、開巻早々に伝わる。監督は、メキシコ生まれのカルロス・ロペス・エストラーダ。舞台はカリフォルニア州オークランド。主人公は黒人と白人の若者ふたり。幼馴染の彼らは、ブルーカラーの街の空気を吸い込んで育った。スラング、暴力、犯罪もごく身近だ。

     それなら……と思う方は少なくないかもしれない。図太い若者が度胸を頼りに裏通りをのし歩き、世間の風に立ち向かっていく映画なのか、と。

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