「救い」や「信」を考えつつ読書する長梅雨の日々=楊逸
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東京は長梅雨が続く。気が重いのは、じめじめした空気のほかに、夜な夜な、インターネットのライブ中継で、香港の「逃亡犯条例改正案」に抗議する大規模デモを見ているせいだ。
民意、個人の権利、自由、民主制度とは何かについて、これほど真剣に考えたのは、30年前の北京で天安門事件を経験して以来かもしれない。
独裁体制下、人権も財産権も命も尊重されないまま息を潜めながら生きる我々中国人。傷だらけの心が救われるすべはあるのか。
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週刊エコノミスト
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