INTERVIEW 清水博 生命保険協会長 「外貨建て保険」販売に“資格試験”導入も
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国内の生命保険各社が加盟する生命保険協会の会長に7月に就任した清水博・日本生命社長に、今後取り組む重点施策や課題を聞いた。
(聞き手=藤枝克治・本誌編集長/構成=岡田英・編集部)
── 生保各社が開発し銀行などの金融機関で販売される外貨建て保険は、仕組みが複雑で説明が不十分といった苦情が相次いでいるが、協会の対応は。
■苦情の増加傾向が止まらず、対応すべき重要な課題だ。これまで進めてきた説明資料の充実化に加え、新たに三つの対応策を1年かけて進める。一つ目は、契約後のアフターフォローを充実させる。苦情の少ない金融機関の対応を聞き取り、お手本として他の金融機関と共有し、対応の向上を後押しする。二つ目は、金融機関側のリテラシーを引き上げるため、業界共通の教材・資料を作成するほか、外貨建て保険の販売に関する資格試験の導…
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週刊エコノミスト
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