NEWS ジャクソンホール 対中摩擦に翻弄されるFRB 市場は0.5%利下げを催促=豊島逸夫
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米金融政策が危うい。朝礼暮改、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長への個人“口撃”をエスカレートさせるトランプ米大統領と、荒れる株価に米連邦公開市場委員会(FOMC)が揺さぶられている。FOMC内部の分裂も深刻だ。今年の米ワイオミング州での「ジャクソンホール会議」では、そのリスクが顕在化した。
ジャクソンホール会議は「米金融政策決定会合」ではない。世界の中央銀行家たちが集い金融政策を論じる場だ。ところが、近年は、FRB議長のジャクソンホール講演が、市場視点で米金融政策の方向性を示す重要イベントになった。
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