デニーズ 好調続く米ファミレス大手=岩田太郎/254
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デニーズは1953年創業の米ファミリーレストランチェーン大手である。2019年6月末現在、米国内の1565店、カナダ、米領プエルトリコ、メキシコ、フィリピンなどで137店を、直営とフランチャイズ・ライセンス契約の形態で運営している。
セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン&アイ・フードシステムズが日本で展開する「デニーズ」は、73年にイトーヨーカ堂が米デニーズとライセンス契約を結んだが、84年に提携関係を解消し、現在は資本・業務関係はない。
時価総額が19年8月現在で13億7600万ドル(約1458億円)の米デニーズの特徴は、お得感のある豊富なメニューによる売り上げ増の施策、直営店のフランチャイズ化、自社株買いによる株主価値の増大だ。株価は過去1年で約14ドルから23ドル近辺へと上昇し、値上がり率は60%を超えている。
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週刊エコノミスト
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