週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

銀行株下落が示す資本主義の末路=市岡繁男

     金融庁によると、全国の地銀105行のうち、2019年3月期に顧客向けサービス業務が2期連続の赤字は45行、5期以上の連続赤字は27行もあるという。こうした惨状は株価にも反映されている。筆者の調べでは、上場銀行(09年以降、合併などで連続性を失ったものを除く)61行中、リーマン・ショック時の安値を下回る銀行は50行に上り、うち7行は半値未満に沈む。09年3月の平均株価が7000円台だったことを思うと、株主の打撃は大きい。

    かくも株価が下落した理由は、13年からの日銀の量的緩和政策で銀行の利ざやが縮小したからだ。長短金利差…

    残り302文字(全文564文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,000円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    9月24日号

    勃発!通貨戦争18 消去法の“ドル・円2強” 米利下げでも高止まり ■岡田 英/吉脇 丈志21 インタビュー 篠原尚之 元財務官 「世界緩和競争の円高圧力 1ドル=90円も視界に」22 ドル売り・人民元買い 禁断の“為替介入”シナリオ ■武田 紀久子23 「為替操作国」認定の真意 新“関税カード”の [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ PR

    最新の注目記事

    ザ・マーケット