週刊エコノミスト Onlineグラフの声を聞く

日経平均は89年の最高値に接近?=市岡繁男

    (出所)ブルームバーグ
    (出所)ブルームバーグ

     視点を変えて株価をみると、これまでとは違った景色がみえてくる。二つの事例を紹介しよう。一つは、日経平均株価が1989年の最高値に接近していることだ。

    89年末に英ポンドを円転して日本株を購入した場合、30年ぶりに利益が乗る水準まで回復しているのだ(図1)。これは当時1ポンド=230円だった為替が、直近では44%も円高(130円)となり、日経平均の損失(46%)はほぼ相殺されているからだ。

     いま2万1000円の株価が89年の高値3万8915円を更新するためには、ポンド・円は124円、ユーロ・円は88円、ドル・円は77円になる必要がある。円高になれば輸出企業の企業業績が悪化し株価も影響を受けるので、話はそう単純ではない。だが、為替差益も期待できるのであれば、外国人買いが復活する可能性もあるだろう。

    残り229文字(全文580文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    4月27日号

    未来産業の本命 新エネ、DX、デジタル通貨第1部 エネルギーとデジタルが生む革新14 脱炭素の大開拓時代 革命は日本から始まる ■浜田 健太郎/村田 晋一郎16 新エネ(1) 洋上風力 潜在力は原発500基分 ■宗 敦司19 (2) 送配電 「直流送電」で再エネ普及へ ■南野 彰24 (3) 蓄電池 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事