著者に聞く 『「差別はいけない」とみんないうけれど。』 著者・綿野恵太さん 批評家
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誰もが差別を批判できる時代に差別の厄介な本質を探る試み
セクハラ、パワハラ、ヘイトスピーチ──。ほとんどの人は「差別はいけない」と認めるが、それでも差別は一向になくならない。ツイッターなどSNS(交流サイト)では、発信された内容が「差別だ」として“炎上”することもしょっちゅうだ。そして、「差別はいけない」ということに反発や反感を覚える人すらいる。
こうした状況を「ポリティカル・コレクトネス」(ポリコレ)というキーワードを軸に考えたのが、『「差別はいけない」とみんないうけれど。』である。
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週刊エコノミスト
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