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インド 街灯が語るグルガオンの急発展=中島敬二

建設ラッシュでインフラ設置が間に合わないグルガオン市内(筆者撮影)
建設ラッシュでインフラ設置が間に合わないグルガオン市内(筆者撮影)

 デリー市に隣接するハリヤナ州・グルガオン市当局は今年8月20日、住宅集積地7カ所に1万1700個ものLED(発光ダイオード)街灯の設置を決定した。

 商業集積地の中心街にはすでに6万4000個のLED街灯が設置されている。が、今回は住宅集積地の街灯は少ないため夜道が暗く不安だとの住民の声を受けての策だが、都市発展のスピードにインフラが追いついていないのが浮き彫りとなっている。

 グルガオンは1970年代まではさびれた一農村だった。しかし、83年に自動車メーカー、マルチ・スズキの工場や自動車部品製造会社の工場建設以降、商業・住宅集積地が次々と開発されてきた。続いてインド企業はもとより日本企業や米グーグル、IBMなど数多くの外資系企業がビジネス基地を同市に移し、現在では人口256万人のハリヤナ州最大都市となった。

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