大統領選の民主党候補 知事出身者は全員脱落=古本陽荘
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翌年の米大統領選について米国人が本当に関心を持って候補者に注目し始めるのは「夏休みが終わって秋になってから」という説をしばしば耳にする。秋になって最初の民主党の大統領候補のテレビ討論会が9月12日に開催された。出席したのは、民主党が定めた支持率や献金者数の基準を満たした10人だけで、二十数人いた候補が事実上、絞られた。
特異なのは、その10人の中に州知事や州知事経験者が一人もいないことだ。これまで州知事は上院議員と並び、大統領の有力候補とみられてきた。近年では、カーター(民主党、ジョージア州)、レーガン(共和党、カリフォルニア州)、クリントン(民主党、アーカンソー州)、子ブッシュ(共和党、テキサス州)の各氏が知事経験者だ。
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週刊エコノミスト
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