インド経済が急減速 信用不安背景に自動車販売不振 排ガス基準厳格化前に買い控え=熊谷章太郎
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インドの景気が足元で急減速している。2019年4~6月期の実質GDP(国内総生産)は、消費の増勢鈍化を主因に前年同期比プラス5・0%と、13年1~3月期以来の低成長となった(図1)。足元の成長鈍化には主要産業の自動車の販売不振が強く影響している。今年前半の乗用車、商用車、二輪車の販売台数はいずれも大幅な前年割れとなり、マイナス幅は7月以降、一段と拡大している(図2)。足元の自動車販売急減の背景と、景気の先行きを展望する。
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週刊エコノミスト
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