新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online アートな時間

映画 スペインは呼んでいる 旅ドキュメンタリーを換骨奪胎 芸達者の変化技が止まらない=芝山幹郎

スペインは呼んでいる (c)SKY UK LIMITED 2017.
スペインは呼んでいる (c)SKY UK LIMITED 2017.

日本では一部のファンが支持しているだけのようだが、〈トリップ〉シリーズは、英国で相当に人気が高い。

 第1作が「スティーヴとロブのグルメトリップ」(2010年。原題は「トリップ」だった)、第2作が「イタリアは呼んでいる」(14年)、そして第3作が、ようやく日本公開される「スペインは呼んでいる」(17年)だ。

 日本での扱いが地味なのは、監督がマイケル・ウィンターボトムだからかもしれない。「バタフライ・キス」(1995年)や「マイティ・ハート/愛と絆」(07年)といった作品の印象もあって、この人には「真面目な監督」のレッテルが貼られている。

残り887文字(全文1157文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事