国際・政治チャイナウオッチ 中国視窓

不動産市場の引き締め強化 家計負債の膨張を懸念=神宮健

    不動産投資が過熱すれば、個人消費に悪影響を及ぼしかねない(Bloomberg)
    不動産投資が過熱すれば、個人消費に悪影響を及ぼしかねない(Bloomberg)

     中国の景気減速の背景には、米中貿易摩擦に加え、国内要因である“信用収縮”の圧力がある。

     銀行保険監督管理委員会(銀保監会)によれば、金融リスク解消に本格的に乗り出した2年半前と比較して、銀行資産の増加率は15%前後から8%前後に低下。高リスク資産は約14・5兆元(約220兆円)圧縮された。これは国内総生産(GDP)の約6分の1の規模だ。

     不動産部門は大きく影響を受けている。通常、9、10月は「金九銀十」と言われ、不動産市場では新たな物件が売り出されて盛り上がる時期であるが、今年は熱気に欠ける。

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