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お勧めランキング 定期保険 割安な保険料で大きな保障 10年に1度は内容見直しを=横川由理

    子どもがまだ小さいのに亡くなったら・・・・・・ Bloomberg
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     <プロが選ぶお勧め保険ランキング>

     生命保険に詳しいファイナンシャルプランナーら専門家24人に7分野でお勧めの商品をアンケートし、分野別のトレンドや注意点とともにまとめた。

    特集:ダマされない生命保険

     定期保険は、一定期間内に死亡、または高度障害状態になった場合に保険金が支払われる。保険料は掛け捨て型が多く、保障期間を限定することで、貯蓄型の終身保険と比べて割安な保険料で大きな保障を得ることができる。子どもが社会人になるまでの間など、高額な保障が必要になる期間に加入するのが一般的だ。

    期間は「年満了」が無難

     保障期間の設定の仕方は二つある。「10年間」など年数を指定して加入する「年満了」では契約満了後も更新できるのに対し、「60歳まで」など年齢を指定して加入する「歳満了」では原則として更新できない違いがある。例えば、定期保険の満了間際にがんと診断されたとしても、年満了の場合はその時の健康状態に関係なく自動更新できるが、歳満了だと更新できずに保険契約が終了。その後に亡くなっても保険金を受け取れず、悔やむことになりかねない。いずれの加入方法でも保険料は同じなので、選べるなら年満了にした方が無難だ。

     また、保険会社によっては、喫煙の有無や、血圧、肥満度を示す体格指数(BMI)などに応じて保険料率を分け、最も健康度の高い「非喫煙優良体」の保険料を割安にする一方、喫煙者などの保険料は高めに設定し、死亡の危険度に応じた仕組みとする商品もある。ただ、こうした健康状態による区分を設けていない商品でも、年齢や条件によっては、区分している商品より保険料が割安になるケースがある。性別や年齢によって、安くなる保険会社は異なるため、見直しの際には保険会社を比較することが重要だ。

    保険料は大幅引き下げ

     定期保険の保険料は昨年4月、死亡率の低下に伴う改定で大幅に引き下げられた。そのため、年齢が高くなっていても、保険に入り直すだけで保険料が安くなる場合がある。

     例えば、2010年に30歳男性が60歳まで3000万円の定期保険に加入した場合の保険料は、月7000~8000円程度が多い。現在39歳となった男性が、同じ保障額を得られる非喫煙優良体割引のある定期保険に加入し直すと、メットライフ生命の「スーパー割引定期保険」なら月額の保険料は6150円となり、月に1000円ほど安くなる。

     定期保険で注意したいのは、子どもの成長や独立などライフステージに応じて必要な保障額が変わりうることだ。そのため、定期保険は入りっぱなしにせず、少なくとも10年に1回程度は見直すようにしたい。

    (横川由理 FPエージェンシー代表、ファイナンシャルプランナー)

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