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週刊エコノミスト Online ワシントンDC

WASHINGTON D.C. 飲食店でのストロー禁止 “微妙な味”する紙製は不評=中園明彦

 7月下旬、当地のレストランでアイスティーを注文した際、ストローが付いてこなかった。店員に尋ねると、初めて見るストローが出てきた。紙ストローだ。

 ここ数年、プラスチックが海洋汚染を引き起こしているとのニュースが大きく報道され、ストローがその象徴として問題視されたことを受け、スターバックスが提供廃止を発表した。このレストランもイメージアップのためかと聞いてみると、ワシントンDCでは今年1月に、レストランでのプラスチックストロー提供禁止条例が公布されていたことを知った。2014年に既に条例が制定されていたが、正式交付が今年までずれ込んでいた。レストランには半年間の猶予期間が与えられており、筆者がストローを必要とする飲料をほとんど頼まないため、それまで気付いていなかったようだ。

 7月1日からは条例が全面施行された。全米で同様の規制に踏み切った自治体は、サンフランシスコ市が最初で、ワシントンは2番目。紙ストローも原則として禁じるサンフランシスコ市には後れを取るが、連邦政府のお膝元として環境に優しいイメージを作り出したい思いがあったのかもしれない。

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