新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 ワシントンDC

外交官が大統領に「反乱」 深まるウクライナ疑惑=古本陽荘

日本と異なり、政権トップへのそんたくなし?(ヨバノビッチ氏)(Bloomberg)
日本と異なり、政権トップへのそんたくなし?(ヨバノビッチ氏)(Bloomberg)

 トランプ大統領がウクライナへの軍事支援を凍結し、政敵のバイデン前副大統領と次男のスキャンダルの捜査を求めたとされる「ウクライナ疑惑」が予想外の展開を見せている。野党・民主党が主導する下院委員会の弾劾訴追の審査について、トランプ氏は共和党の意向を無視した「憲法違反」と訴え、行政府は一切協力しないと宣言した。ところが、下院の証言要請に対し、現・元職外交官らが大統領指示を無視し、克明に証言を始めたのだ。

 焦点となったのは7月25日のトランプ氏とウクライナのゼレンスキー大統領の電話だった。トランプ氏は「16年大統領選でウクライナの前政権と米民主党が結託していたのではないか」といううわさ話の調査を要求。さらに、ウクライナの天然ガス会社の役員としてバイデン氏の次男が高額の報酬を受け取り、バイデン氏が「息子への捜査を妨害するため」当時の検察幹部を解任しようと圧力をかけたか捜査してほしいと要求した。

残り921文字(全文1319文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事