教養・歴史著者に聞く

『国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか』 著者・デービッド・アトキンソンさん

    ◆著者 デービッド・アトキンソンさん(小西美術工藝社社長)

     低迷する日本経済の原因と改革案を、ズバリと書いた本である。

    「現在の日本企業は生産性が非常に低く、そのため最低賃金が上がりません。元凶は中小企業が多すぎることにあります」

     中小企業の努力こそが日本経済を走らせてきた。多くの人がそう信じてきたが、中小企業が活躍できたことには明らかな理由があり、しかも昔からそうだったわけではない。

    「1963年に中小企業基本法が成立し、国は手厚い保護政策を打ち出しました。そこで補助金目当ての企業が増え、非効率的で生産性の低い産業構造になってしまいました」

    残り1061文字(全文1333文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    6月2日号

    緊急提言 コロナ危機の経済学第1部 政治・経済編16 英知を結集 前例なき時代へ処方箋 ■編集部18 インタビュー 竹中平蔵 東洋大教授、慶応義塾大名誉教授 「デジタル化の遅れ挽回する好機」20 戦時体制 市場・金融政策万能の見直し ■高田 創22 経済政策 副作用忘却した世論迎合の危うさ ■森田  [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事

    ザ・マーケット