教養・歴史著者に聞く

『経済学はどのように世界を歪めたのか』 著者・森田長太郎さん

     ◆著者 森田長太郎さん(SMBC日興証券 チーフ金利ストラテジスト)

    日本を実験場にした経済学の重たい罪

     刺激的なタイトルである。しかも、著者が30年にわたって債券市場をウオッチしてきた第一人者とくれば、経済学に関わる人は読まずにいられないのではないか。

     バブル期の1990年に8%近かった日本の10年国債の金利は下がりに下がり、いまやマイナス圏。2001年に日本銀行が始めた長期国債買い入れによる量的金融緩和は、13年に異次元の領域へと突入した。

    「来るところまで来たという感覚を持っています。金利が低いこと自体は問題だと思いませんが、政策がこれほど市場に介入する状態は異常です。どうしてこんなことになったんだろうと日々考えてきた結果がこの本です」

    残り930文字(全文1254文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    4月27日号

    未来産業の本命 新エネ、DX、デジタル通貨第1部 エネルギーとデジタルが生む革新14 脱炭素の大開拓時代 革命は日本から始まる ■浜田 健太郎/村田 晋一郎16 新エネ(1) 洋上風力 潜在力は原発500基分 ■宗 敦司19 (2) 送配電 「直流送電」で再エネ普及へ ■南野 彰24 (3) 蓄電池 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事