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「桜を見る会」で野党結束 カギ握る共産と保守政治家=高塚保

    野党の結束で中止に追い込まれた「桜を見る会」(2017年4月、東京都新宿区の新宿御苑で)
    野党の結束で中止に追い込まれた「桜を見る会」(2017年4月、東京都新宿区の新宿御苑で)

     長期政権の緩みあるいはゆがみが表れたのだろうか。歴代首相が毎年春に東京・新宿御苑で開催してきた「桜を見る会」の不透明さを野党が結束して追及し、安倍政権は来年度の同会の中止に追い込まれた。何かと足並みがそろわない野党にとっては、一丸となって安倍晋三首相という政権の本丸に切り込める格好の材料。野党の長期戦を辞さない構えに、首相は早期幕引きを図るものの、火は簡単には消えそうにない。

     桜を見る会は1952年から、ヤエザクラが見ごろとなる4月中旬に開かれてきた。時の首相が出席し、酒や菓子もふるまわれる。参加は無料で、費用は税金でまかなわれてきた。

     民主党政権時にも鳩山由紀夫首相の時に一度開かれた。出席者数は8000人から1万人程度で推移してきたが、2012年の第2次安倍政権発足以降、首相の地元後援会関係者が多数招待され、招待者数と支出が急増していた。ここに野党が「公的行事の私物化ではないか」とかみついた。

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